何気ない毎日を送っている中。そろそろ恋人も欲しいなんて思っていたり。
なんとなく踏み出せない。そんな中でのことだった。
「なんだこれ……?」
目の前に落ちていたのは一冊のノート。
「ねえねえ、そこのキミ!
どうしてそれを拾わないのかなー?」
俺の前に現れたのは、人間のようで人間のようには見えない、
なんだか不思議な少女だった。
「わたしは恋の天使なの!あなたに気になる人はいる?」
どう考えても怪しい。
無視することに決めると少女は腹を立てた様子で俺にノートを突きつけてくる。
「これはラブノートなのよ、ラブノート!
これがあれば、その子と恋愛成就間違いなし!」
なにやらそのノートは、気になっている相手の名前を書けば今現在の自分と
その相手の運命度がわかったり、運命度を上げるために何をすればわかったりするらしい。
「ちなみに、わたしもお手伝いしますよ!」
ただし、
ラブノートを所有した者は90日以内に運命の花嫁を見付けないと
性機能を消失することになる。返品不可。
「ということで、頑張ってくださいね♪」
こうして俺は恋天使のサポートを受けながらラブノートやらなにやらを駆使して、
恋愛成就のために動き出すのだった。
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生肉?